マルシン建材は、建材の流通機構を短絡化する目的で設立されたボランタリーチェーンです。メンバー店が集約することにより、スケールメリットを生み出し、メーカーからの仕入れを優位な立場で運ぶことが可能になります。
仕入れ先への注文はマルシン建材のメンバー店が直接行い、仕入先は製品をメンバー店に納入します。この流れだけをみると、直接取引をしているように思えますが、このあとの処理が違ってきます。
モノはメンバー店や現場に直接納品されますが、伝票とカネはマルシン建材を経由することになります。直接取引であれば、仕入先は支払い面でリスクが生じてくる場合がありますが、マルシン建材が中間に存在するため、仕入先はリスクを負わないですみます。
仕入先のリスクを軽減し、メンバー店が発注から荷受けまでをダイレクトに行うことで、市場のさまざまな要望や変化にすばやく対応できるのです。